夢@ 獏さん(多分ここ強調

大学時代(80年代)、小田原に住んでいました。
ここは富士山はみえるが図書館もない土地。
近所に本屋さんがなく、立ち読みするにも私はわざわざ小田急線に乗って行かなくてはなりませんでした。

伊勢治書店のスポーツ雑誌コーナーでふと空手雑誌が目に入りました。
当時キックしている絵が描きたいと思っていた私は参考になるようなカッコいい写真は載っていないかな〜〜、と手に取って読んでいました。
すると右後方から「空手がお好きなんですか?」と声をかけてくる人が・・・・

身長163センチくらい、メガネ、ひげ無し、反空手体型なお方。
「空手が好きか嫌いか?」YES NOで考えればYESに決まっています。
「ハイ。」と答えると「空手が好きな女性って珍しいですよね〜〜。」と、やけにフレンドリーに話し掛けてきます。「空手はいいですよね〜〜。健康にもいいし。」と、なにやら経験者らしからぬ発言。
(何?道場の勧誘?新手のナンパ?)といろいろな事が頭をかけめぐります。
当時立続けにおじさんや怪しい青年から声をかけられた私は変な電波でも出していたのでしょうか?
(また変な人に引っ掛かった。)と 不審者を見るような目つきでこの人を見ていたと思います。

「これから予定がないのでしたら近所の喫茶店で話しませんか?」
(げっ!!やっぱりナンパだったんだ!)
思わず「すみませんが用がありますので・・・。」とダッシュで本屋を出ました。
 (せっかく電車賃払って来たのに目的の本も買えないで・・・。私が何読もうがいいじゃろが〜〜〜!電車賃返せ〜〜〜っ!!)と 心の中で叫んだのは言うまでもありません。(せこっ)
それ以来、本屋で女が読むにふさわしくない本を立ち読みすることに抵抗を感じるようになりました・・・
(ゴラクとか・・・)

が、しかし。
後年、夢@先生の「餓狼伝」を読み出して初めて氏が小田原在住ということを知りました。
(正確には大学時代キマイラファンの友達が言ってましたが)
で、「餓狼伝」の連載開始時期や背格好、エッセイ等読むにつれ、
「そう言えばあの時空手のことで声をかけてきた人って・・・・・。
!!もしかして!ええっ??」と思うに至るのです。

全然人違いかもしれないし、100%そうかは御本人に確認しないとわかりませんが
「もしもあの時喫茶店に行っていたなら私も『餓狼伝』の作品に何らかのアドバイスが出来たかもしれないなぁ。」ーーーーーと妄想するのですが、当時の私の空手の知識って
空手→極真→大山倍達→梶原一騎   くらいしかなかったので、何の役にも立たなかったという オチでした。